久しぶりに吉本ばななさんの本を手にしました 夫のことで疲れ切っている今の私に そっと寄り添ってくれる本でした ばななさんは、“死”をテーマにして 小説を書くことが多いようですが 宇宙とか、神とか、奇跡とか そんなこともつねに心に置いている それも私にとっては嬉しいこと いつも天に向かって祈っていま... 続きをみる
本のブログ記事
本(ムラゴンブログ全体)-
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すいぶん古い小説ですが、 最近おもしろいと話題になってるらしい。 読んでみると、これはさすが、 他の作家には真似できないな…と納得です 人の心の中のたわいない思いを、 きっとみんな密かにあれこれ思っていること、言わずに抑えていることを うまいこと語らせていく 美しい壺は、次々と持ち主を代えていくの... 続きをみる
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夫が重篤な状況になり 入院が続いていますが 私は毎日出勤し、 真面目に仕事をして 時々同僚と大笑いする、 今まで通りの生活をしています だけど、後遺症のことや 退院してからの生活を考えたりすると はてしない不安と恐怖に襲われるので 心は少しの刺激にも傷つきやすくなっている こんなときは、読書がいい... 続きをみる
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旅を題材にしている本は つい買いたくなります 特にこれ、奥の細道にゆかりのある 土地を回るんですって しかも、毎週土日に、一か所ずつ 訪れるの 平日は働いてる二人だからね そんな忙しいことできるもんだろうか… などと現実的な考えもよぎるけど 残念ながら、主人公の二人は若い これが50代の二人だっ... 続きをみる
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親しみのある女優さんでしたが 樹木希林さんと、夫の内田裕也さんとの 関係は、それほどよく知りませんでした 個性的だというのはわかっていましたが 裕也さんというのは 本当に凄まじい人だったんですね 飲んで暴れて警察沙汰、浮気、 果てにはストーカー…… 樹木希林さんほどの力のある女優さんが なぜ、別れ... 続きをみる
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芸術に対する鋭い感性を持ち 自分の思いのままに突き進む人 周りのことは一切目に入らない 森鴎外の長女、森茉莉さんです だから結婚しても 相手から離縁されてしまう 二回とも だけど、鴎外は 「お茉莉は上等、 そういう星の元に生まれているのだ」 と生前よく口にしていたそうです 私とは正反対な人 だから... 続きをみる
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ここのところ、さらりと読める 軽めの小説やエッセイなどを手に取ることが 多かったのですが 本屋でなぜか目に留まった けっこう厚みのある本 森鴎外の末子、森類(ルイ)の生涯を 描いた作品です 「坊ちゃん」と大切にされ 何不自由なく少年時代を過ごした類ですが 天才、鴎外の子でありながら 学業は成せず、... 続きをみる
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香りをテーマにした千早茜さんの著者 「透明な夜の香り」の中に出てくる 調香師・サクのコトバです 永遠に脳に記憶される… だから忘れているつもりでも ふとしたきっかけで思い出すんだ 幼いころ、夏に母がそら豆を煮ていた匂い 夏の夕方、夕焼けを見ながら嗅いだ庭の匂い 八ヶ岳で星を見たときの夜の高原の香り... 続きをみる
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本は図書館で借りて 読むことが多かったのですが、 フルタイム勤務になってからは 少しだけ気が大きくなって 購入することも多くなりました。 返却日を気にしないでいいのは 気がラクです でも、本が増えていくのは ちょっとイヤ まぁ、メルカリで売ればいいのすけど。 そのためには、なるべく汚さないように ... 続きをみる
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西洋画を鑑賞しようとすると 宗教画を多く目にすることになりますが はっきり言って、よくわからん! ということが多かったんです 印象派以降の絵が好きだから…と 言い訳してたけれど 名画と言われるものには 宗教画も多くて困ったものだ…と思ってたら 図書館でいい本に出会いました 中野京子さんは 絵の解説... 続きをみる
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池内紀(おさむ)さんのエッセイを 図書館で偶然手にしました ドイツ文学者で、カフカなどの研究で 知られる方ですが、 この本は山と温泉が大好きな筆者の 紀行文のようなエッセイです あっぱれなほど読みやすい文章で 時々クスっと笑ってしまうような 小さな事がらがさりげなく書かれていて とても気持ちよく読... 続きをみる
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ここ数年、月に2回くらいは美術館に 行っていました 去年の秋に、登山という新しい 楽しみに出会ってから 少し美術館に遠ざかっていましたが あぁ、やっぱり絵も見たい そう思うのです そしてそんな自分が嬉しい たいていの画家は孤独ですよね だって、自分にだけ見える世界を キャンバスに描くのですから ゴ... 続きをみる
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森沢明夫さんの小説を読むと とても温かい気持ちになります 人の優しさを信じて生きよう、 そう思えるのです 今回読んだ「ライアの祈り」も 期待を裏ぎらなかった 考古学者とその恋人と 縄文時代の人々の生活が 並行して描かれていて 古代の浪漫にも浸れます 興味深かったのは 縄文時代の人間関係 出土する遺... 続きをみる
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西加奈子さんの文章は そっとしておくほうが身のためだ、 と思い胸の奥底にとどめている感情を 揺り起こすので 本を手にするとき一瞬迷います でも、また読んでしまった 恵まれた家庭に養子として引き取られた シリアの血を引くアイという女性の物語 アメリカ人の父、日本人の母に 愛情たっぷりに育てられ 何不... 続きをみる
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私のベッドサイドテーブルです 図書館で借りてきた本と 買って読み終わり、心にとどまり まだ本棚にしまいたくない本などが たくさん並んでいます この風景は私を豊かな気持ちにさせます なんでしょう、落ちつくというか 日常に文化性があることに 満足し安心するような フルタイムで働くようになってからは 前... 続きをみる
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森沢明夫さんの「虹の岬の喫茶店」の 主人公、喫茶店を営む悦子さんは 一人で凛として生きる人 だけど、悦子さんも年を取る 小説の最後には、昔のように テキパキと動けなくなり 台風の夜に一人、孤独と戦い もう、喫茶店を畳もうと思い悩む 悦子さんの姿が描かれています 悦子さんの弱さを突き付けられて 読ん... 続きをみる
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先日読んだ 「虹の岬の喫茶店」の登場人物 喫茶店のオーナー悦子さんの甥 浩司くんの言葉です 就職活動がうまくいかない 大学生にかけた言葉 「迷ったら、 ロッケンロールな道に行け」 あぁ、私の若いころに こんなことを言ってくれる人がいたら 少しは人生が別の方向に 動きだしたかもしれない… だけど、息... 続きをみる
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小さな岬にある小さな喫茶店 そこは初老の女性が一人で営む店で 丁寧に美味しいコーヒーを入れてくれる 心に傷を負った人や 夢をおいかける人 色々な人が訪れて ひと時、心を癒して行く 悦子さん(喫茶店のオーナー)は 元、ピアニスト 画家だった最愛の夫を亡くし 彼の遺作の絵を店に飾り 窓から見える、絵と... 続きをみる
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一人ぼっちで暮らすことになるなんて…とこぼす母がこんな本を読んでいた
古い一軒家でに一人で暮らす母は もうすぐ84歳 娘が二人も同じ東京にいるのに 同居していません 「一人で暮らすのはおかしい」 父が亡くなったあと 一人ぼっちで暮らすことになるとは 思ってもいなかったらしい母は 時おり、こんな言葉を口にしていました この世代の女性は 誰かに面倒を見てもらえる、支えて... 続きをみる
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少し前に話題になった 100歳の精神科医、高橋幸枝さんの言葉です 見返りは期待せずに、誰かの幸せを ひたすら希(こいねが)う こんな姿勢で過ごせることこそ 人として本当に幸せなことなのだ、と なかなかハードルが高いけれど 時々、自分の心をこの境地に 寄せていくことができれば 人生をもっと穏やかに過... 続きをみる
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最近は、幸せな気持ちにしてくれる本を 買うようにしています 温かい、楽しい気持ちにしてくれる本 だって、現実世界は色々大変なことがあるのに 本の世界でまで辛い気持ちになりたくないですから 青山美智子さんの「鎌倉うずまき案内所」 悩める人々の前に忽然と現れる案内所 うす暗い螺旋階段をぐるぐると降りて... 続きをみる
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コロナ後遺症の咳のせいで あばら骨が痛いし 12月にマンションの廊下でくじいた足首が 地味に痛い… かなり弱気になっている私ですが 図書館に行って借りてきたのは こんな本ばかり 私を知っている人は笑います 星月夜が山なんて、信じられない!って 私だってそう思いますよ 体力ないし、力ないし すぐに泣... 続きをみる
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予約した本を受け取りに 久しぶりに地元の図書館へ行きました 今はやりのおしゃれな感じは全くない 質素な図書館ですけれど 行くと、何かしらの本との出会いがあります なんなんでしょうね、あれは。 たくさんある本の中からほぼ無意識に 手にとるんですけれど それがかけがいのない出会いであることも 少なくあ... 続きをみる
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誰かが歩けば 「道の小さな石ころが動き、空気が揺れる」 だから、一見何も変わらないと思われることでも 少しでも行動に移せば 何かしらの変化が起こる そういう意味だと思います 原田ひ香さんの 「ランチ酒」に登場する 高齢の女性の言葉です 電車の中で読んでいて 胸にささりました こういうとき 私は書店... 続きをみる
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ここのとこの厳しさに 思わず本棚から手にした一冊 2年くらい前に買ったもので その時もすいぶん力をもらいました 読み直してみると 忘れていたこともたくさんあって 厳しい環境こそが力をくれる この考え方をもう一度 心に染み込ませてみました いつか、乗り越えたことを よかったと思える日がくると考えれ... 続きをみる
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社会でどうにかうまくやっていきたくて 必要以上に人目を気にして過ごす主人公 20代の女性ですが ある日些細なことで職場で泣き出し それをきっかけに 自分の殻に閉じこもる そこから抜け出すべく 小さな島に旅に出かけます 西加奈子さんの小説です 「うつくしい人」 社会でどうにか自分のポジションを 作ろ... 続きをみる
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って高1の次男に言われて買いました つい、節約って思ってしまうけど 確かに使うところには使ったほうがいい 1500円なんですけどね 私の感性に響いたのはこの美しい本 小さな手のひら辞典 月 大好きな月について 科学的なことから世界各国の信仰、文化まで 色々なトピックスが 美しいクロモカードを添えて... 続きをみる
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作家の原田マハさんのお父さんは 美術書のセールスマンで 日本各地を営業で回っていたそうです 家を長く開けていることも多かったけれど 帰ってくると旅先の話をしてくれたり 美術館や映画館などに連れて行ってくれて そのことが アートを仕事にする素地となり 美術館勤務を経て アート小説という新しい分野を ... 続きをみる
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新しい職場に慣れるのに 精一杯ですが 通勤時間に短い時間ですが 本を読んでいます 本を読まなくなったら 私じゃなくなるような 気がしますし ところで 若いころは夏が大好きでした 夏っていうだけで なんかドキドキして 海に行ったり 普段行かない場所に出かけて めいいっぱい夏を楽しまないとって 必死に... 続きをみる
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「一つの場所は、たくさんいる自分の中の 一人しか満足させてくれないんだよ」 川上弘美さんの著書 森へ行きましょう の中の登場人物 ゲイの林くんの言葉です あぁ、そうだよね、と思います 例えば職場は、生計をたてるために お金を稼ぎたい、という自分を 満足させてくれる場所 だから、そこで親友が欲しいと... 続きをみる
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1966年生まれの二人のルツ 違う境遇に生まれたけれど 同じ人たちとかかわりながら生きていく 二つの人生を同時に描いていく 不思議な本に出合いました 私は1970年生まれだから ルツは少し年上だけど同世代 あぁ、こんな感じの世の中を 生きてきたなぁ、と共感できる バブルな世の中をうまく楽しむ 要領... 続きをみる
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実は20代のころから 密かに登山にあこがれていました 今でこそ、山ガールとか言って 登山もおしゃれな雰囲気に なってきましたが そのころは 「登山がしてみたい」 と友だちに言うと 変な人あつかいされたり 「星月夜は重い荷物もって 山道上がれないでしょ」 と言われたりしました その通り 自慢じゃない... 続きをみる
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1週間に1回はカフェに行ってたのに もう2週間以上も行ってない… カフェでブログ書いたり 本を読んだりしたい! 焦燥感にかられ 重い身体に鞭打って 少し電車に乗って出かけました 美しいものにも触れないと 自分がダメになる気がして センスのある店を軽くながめて 体力を消耗しないうちに スタバへ 今日... 続きをみる
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この水筒、とても小さいの 13センチくらいでしょうか 私はどんなときでも 水筒を持ち歩きます なにか甘いものや辛い物を食べて ちょっとのどが渇いたときに わざわざ500mlのお茶を買うのもやだし 外出先で薬を飲みたくなったら さっと飲めるし 車の運転中に事故や渋滞にあったとき 電車が止まってしまっ... 続きをみる
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イギリスの生活を紹介する本を たくさん出している井形慶子さん 時々その質素だけど豊かなくらしぶりの エッセンスを知りたくて 図書館で手にとっていたのですが 井形さんの本の中で異色のものを 見つけました よくあたると評判の女性占い師3人を 偽名を使って潜入取材した5年間を 綴ったものです 出版社を営... 続きをみる
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脳科学的に意味があると知り 祈り始めた私 離婚寸前だった夫との関係が 少しですが変わってきて 祈りの効果を実感し始めたのに 一生懸命勉強した次男を 祈って支えた高校受験が 悲しい結果に終わり あれだけ頑張っていて 十分な力のある子への祈りが かなえられないのなら やはり効果などないのではないかと ... 続きをみる
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脳科学者の中野信子さんの本を読んで 毎日祈るようになって2か月 そして変わった精神科医 越智啓子さんの本を読んで とにかく笑うことにして数週間 昨日は夫の定期健診の日でした 病院に早く着いたので パンとコーヒーなど買って 珍しくくつろいで機嫌がよかったのに 診察の結果、薬を増やすことになり 脳の... 続きをみる
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精神科医なんですけど 現代の医療からはだいぶ外れて 独自の治療法と世界観を持つ 越智啓子さん 沖縄に移住して 薬を使わない 治療をするクリニックを開いています この方は、霊媒体質で ふつうの人には見えないものが 見えたり聞こえたりするようなので ちょっとちょっと… と思う点も多々あるのですが 笑う... 続きをみる
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不器用な私にとって 本を読むことはいちばん手軽な趣味 だって読めばいいんだから 道具も能力も必要ないし 場所も選ばない しかもこの世には図書館がある いくら借りてもただですから! なんてすばらしい施設なんでしょう それにしても 数ある本からさほど考えずに 手にとるのだけど タイムリーに救いをくれる... 続きをみる
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解決につながるとは思ってないんですが つい、家族の闇とかを扱ってる本を 手にとってしまいます。 自分の苦しみを正当化したいのかな。 私の夫はまちがいなく 知能の高い発達障害だと思います。 知能が高すぎたことが さらなる不幸を呼んでいる 可愛そうな人です。 普通の人がわからないような 難しいことはわ... 続きをみる
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東京在住のフランス人女性のエッセイを 軽い気持ちで借りました。 予想どおり軽い内容でしたが 日本女性はもっとわがままに 生きたほうがいい という意見に深く納得してしまいました。 好きなこと、やりたいことを 時にはオットや子どもより 優先したほうがいいとも。 そうすれば自分の人生に満足して 笑顔でい... 続きをみる
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脳科学者の 中野信子さんの本を読むと 病気のほとんどは 心からくるのでは…と 思わずにはいられません。 だって 感謝や他人を思う気持ちを 持っていれば、脳内物質が出て 多幸感にあふれ、免疫力も 強化されると言うのですから。 興味深いのは困難にぶつかっても 「大丈夫、乗り越えらえる」 と思えればその... 続きをみる
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祈るって、人にとって 自然な行為ですけれど 脳科学的に見ると、とても 意味があることなんだそうです。 自分よがりに祈るのではなくて 他の人のことを思って祈るとよいそうです。 人の脳は、他者を思いやったり 人に喜んでもらえたり 感謝されたりすると 幸せを感じる脳内物質が出るので それを続けていると ... 続きをみる
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働くことは楽しいです。 毎日にメリハリがつくから。 特に今は週に3回ほどなので プライベートの時間もしっかりと とれてますので。 仕事の日は、朝からキビキビと動けるし 職場に行けばイロイロな刺激を受けます。 忙しくて大変だけど 星月夜さん、星月夜さんって 声かけられると 頼りにされてる気がして つ... 続きをみる
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不思議の世界を感じる本が好きなんです。 それにしてもこの本はほんとうに不思議。 映画にもなった「日々是好日」で知られる 森下典子さん。 とても知的でセンスある文章を書かれる方です。 森下さんは雑誌の取材で、人の前世を 見ることができるという女性に会い 自分の前世が 「ルネッサンス期に活躍したイタリ... 続きをみる
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実家の手伝いやら 次男の学校見学やら お出かけやらが続いていたから 久しぶりに用事のない休日が嬉しい。 ちょっと風は強いけど いい天気。 朝から洗濯機を三回まわして リビングとトイレを掃除したら 10時45分。 パソコンを立ち上げて コーヒーを飲みながらゆっくり muragon タイム。 それから... 続きをみる
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小さいころから不思議に 思っていたことがあります。 “わたし” は毎日、色々なことを 考えている。 この感情はどこからわいてくるのか。 そして死んだらどこにいくのか。 生きているあいだ 人はこれほど多くの感情を持っているのに 肉体が滅んだら、それはすべて 失われてしまうのだろうか?と。 田口ランデ... 続きをみる
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「月と六ペンス」 1919年に発表されベストセラーになった サマセット・モームの小説です。 イギリスで何不自由なく生活していた男が ある日突然、家族も仕事も捨てパリへ、 最終的にはタヒチへ絵を描くために向かう。 ゴーギャンの生涯にヒントを得て 描かれていますが 小説の中の画家、ストリックランドは ... 続きをみる
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バルテュスというフランス画家の妻 節子夫人のことばです。 この方、少し前までよく雑誌などに 出ていて、雰囲気のある方だなぁ 素敵だなぁと惹かれていました。 作家の江國香織さんが 絵画について語ったエッセイのなかで 久しぶりお会いしました。 作家が画家の家を訪ね インタビューしたときのことを 邂逅し... 続きをみる
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霊感や特殊能力は全くないけれど 目に見えない世界を追い求める 作家の田口ランディさん。 超能力者や占星術家などの友人が 多いことは知っていたのですが カント哲学やユング心理学 そして量子論をはじめとする 最近の科学的な研究などへの 探求心もつきなくて それらを「UFOを見る」という 信じがたい現象... 続きをみる
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物語を楽しみながら 魅力的な地域に触れられる本に ひかれます。 今回は京都。 それも大好きな原田マハさんの本。 生粋の京都人で、お金に余裕があり 文化への造詣が深い人でないと味わえない 京都の本当の姿をのぞくことができるのです。 ゾクゾクしませんか? 主人公の菜穂は銀座の画廊主の妻で 芸術への審美... 続きをみる
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年を重ねてくると 人ってほんとに中身だな、と思います。 若いころはきれいだっただろう人も いじわるだったり 文句ばっかり言ってると そういう嫌な顔になっちゃうし。 逆に性格がよかったり 自分をしっかり持ってる人は 年を重ねても素敵。 しわがあってもしみがあっても。 そこでふだんはあまり買わない ち... 続きをみる
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舞台が奈良ということで 面白そうだなーと思って借りた本。 ほとんど縁のない女性二人が 訳あって奈良を巡るストーリー。 お話もさることながら ここでに出てくるとおりに 奈良を旅してみたくなりました。 「奈良ではなにか大きなものに 天から見られている気がする」 と主人公は言います。 なんかその感じ、わ... 続きをみる
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中秋の名月・満月で興奮していましたが 今度は新月待ちです。 願いを叶える力があるらしいので。 でも、本当の願いでなければ叶いません。 だから、自分の願いごとに対して なぜ、そうしたいの? そのことを通して何を実現したいの? と問いかけています。 自分の心が充足したときって どんなときだろう?? っ... 続きをみる
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だから「宝くじに当たりたい!」 と祈っても無駄なんですって。 旅をする経験ができるチケット 女優になる経験ができるチケット として、お金を渡す用意は できていたりするらしいけれど 使い道がわからないチケット(お金)は 渡せないらしい。 しかも本当に心からその人が願っている ことでなければ叶わないそ... 続きをみる
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満月バターのホットケーキ 星屑のアイスコーヒー 月光と金星のシャンパンフロート 聞いただけで心がトキメキませんか? この美しいスイーツを生みだしているのは イラストレーターの桜田千尋さん。 作家の望月麻衣さんはSNSで偶然 桜田さんの描くイラストを目にして ひと目で魅了されたそうです。 イラスト展... 続きをみる
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満月の夜だけ現れて 極上のスイーツを味わえるカフェ。 そこでは猫たちが星詠みをして 悩める客にアドバイスをくれるのです。 美しくて不思議な世界、だけど それぞれの人生の立て直し方は 案外現実的でしっかりとしたストーリがある。 「満月珈琲店の星詠み」 表紙の美しさに惹かれ手に取った本ですが 独特の世... 続きをみる
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外ではあまり不満を感じません。 職場では、みんなあれこれ 文句を言ってるけれど、私は 「こんなものでしょ」 「そうは言っても恵まれてるし」 って思うことが多いです。 それなのに! 家族、こと夫のことに関しては 不満爆発なのです。 ここがいちばん大事なとこなのに。 でも、不満ばかり抱えていても 状況... 続きをみる
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今日は仕事はお休み。 いつもよりたくさん洗濯して リビングの窓ガラスを拭いたりして11時。 早めのお昼を軽く食べて ウォーキングに出かけました。 腰に持病があって、痛みは それほどでもないけれど しびれが気になる。 こういうときは歩くとラクになるんです。 リュックを背負って 履きなれたナイキのスニ... 続きをみる
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私は雑談があまり得意ではありません。 そもそも、人と人とが 沈黙をいっさい許さず 話し続けることのほうが 不自然じゃないかな と常々思っていました。 先日読んだ田口ランディさんの 「ドリームタイム」という本の中で 主人公が友人と二人で 宮古島の老夫婦のもとを 訪ねるシーンがありました。 この夫婦は... 続きをみる
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年を重ねると 自分のやり方や価値観に こだわりすぎて 人に批判的になったり 批判しないまでも 顔やしぐさに出てしまいがち… そんな指摘に 心当たりがあって 苦しくなります。 岸本葉子さんのエッセイ。 図書館で時々借りてきます。 年を重ねたら なるべく気持ちをニュートラルに 置くことが大事ですって。... 続きをみる
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10歳年上の長男の影響で 中学生にしてすでに カフェで勉強する楽しさを 知ってしまった次男。 中3で、受験生です。 家での勉強に煮詰まったらしく 一緒にカフェに行こうと誘われました。 ちょっと大人っぽい雰囲気だけど 星野珈琲店へ。 長時間いても嫌な顔ひとつされませんから。 私は、図書館で借りた山川... 続きをみる
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図書館はいくら借りてもただですから ちょっと気になったくらいの本でも しばし身近に置いておけるのがいいですよね。 読み始めて、これはちがう、と思ったら そのまま返せばいいだけのことですから。 そうわかっている私が 最近読んだ本はというと かなり分野が偏ってる…。 どちらもけっこう面白かった。 そし... 続きをみる
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まちライブラリーは 普通の図書館とは趣きがちがいます。 寄贈された本で構成されていて 500円払うと会員になれて 本を借りられます。 会員にならなくても 自由に出入りできるので 本を読んだり、勉強したり ゆっくり寛いだりできます。 私が時々利用するライブラリーには 隣接する公園で伐採された木で作ら... 続きをみる
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うちの近くに民間の図書館 まちライブラリーがあります。 みんなで本を持ち寄って作っていく 図書館、というコンセプトのようです。 池波正太郎さんの「日曜日の万年筆」は こちらで借りました。 今どき珍しく読書カードの ようなものがついていて 本の寄贈者からのメッセージが 読めます。 読み終えたあとに気... 続きをみる
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あってもなくてもいいものは 家の中になくていい。 物がありすぎるから掃除が大変で 美しくない空間になる。 “断捨離” は今や主婦の共通認識と なりました。 そのことを最初に論理だてて 提唱したのはやましたひでこさん。 雑誌などではよく見ていたけれど 著書を読んだことはなかったので 図書館で借りてみ... 続きをみる
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昔は日本だった台湾。主人公と旅した気分 「6月の雪 乃南アサ」
スミマセン、修正版で再投稿です。 このところ台湾が気になっていたので 乃南アサさんの「6月の雪」を読みました。 台湾で生まれ16歳で日本に引き上げるまで 台南で育った祖母の思い出を探る旅に出た 32歳の未来(みらい)。 「台湾は日本の植民地だった」 「台湾は昔は日本だった」 祖母の言葉に衝撃を受け... 続きをみる
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朝起きたらベランダに出て その日の空気を味わいます。 今朝は湿った風のなかに 初夏の香りを感じました。 小学生のころから 夏の始まりのような香りには 敏感です。 この香りをかぐと ワクワクするけどなぜか少しだけ 怖い感じもするんです。 子どものころ 学校のプールがスパルタで 厳しかったせいもある... 続きをみる
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独身キャリアウーマンで旅友だちの ハグとナガラ。 年齢を重ねるうちに 母親の老いという避けて通れない悩みを 2人とも抱えるようになります。 会社務めのナガラは あっさりとホームへ入居させますが ハグは自分で面倒をみることにこだわり 仕事の拠点を離れ、母親と同居。 結果、順調だった仕事がうまくいかな... 続きをみる
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50代ってホントに人生の折り返し地点 だと感じます。 特に私たち、二十歳頃にバブル絶世期で 世の中に怖いものなんてあんまりない、 なんて思いあがって年を取ってきた世代。 女性の活躍も目立ってきて 人生はそれなりに思い通りになるだろうって 思ってた気がします。 だけど、世の中は激変して 不況やら災害... 続きをみる
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頭で考えない。 というか、「考えちゃダメ」と お茶のお稽古では言われる。 細かく決まった作法どおりに ひたすらにお稽古する。 季節の移り変わりの中で 身体や心が感じることを大切にする。 理解する速さとか理解の仕方は 問題ではなくて それぞれの日々の生活に 学んだことを生かしていければいい。 学校で... 続きをみる
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星野珈琲店には時々足を運びます。 スタバなどより少しだけお高いけれど しっとりとした落ち着きがあり 大人がくつろげるカフェです。 森下典子さんの「好日日記」を このカフェで夢中で読みました。 小一時間ほどの時間でしたが 少し疲れ気味だった心を 立て直せた豊かな時間でした。 エッセイストとして活躍す... 続きをみる
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お茶のお稽古を通して 四季の移ろいを感じ、感動したり 励まされたりする、そんな内容の本です。 特別な所へ行かなくても 日本には四季があるのだから 季節に身をゆだねれば、 癒され、心豊かに暮らせる。 当たり前と言えば当たり前のことですが 日々の忙しさにかまけ、 目の前のことをこなすことに懸命になって... 続きをみる
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コロナが収束したとしても しょっちゅう海外旅行に行ける身分ではないです。 でも海外の空気を感じるのが大好き。 だから本を選ぶときも つい、異国が舞台のものを 手に取ることが多いです。 いつも暮らしてる場所から離れると 心が解放されるし 自意識過剰な私などは 人の視線からも解き放されて 身体がフッと... 続きをみる
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アートの学びは美しさと幸せに続く道。 ひとたびアートの扉を開いたならば 目の前の困難の解決をするだけでなく 生きる活力まで得ることができる。 この本↓のはじめのほうにこんなことが 書いてあったんです。 ビジネス教養は私には必要ないけど… すごいですよね 困難を解決して 活力を得て 美しくなって幸せ... 続きをみる
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学生時代、歴史や美術の教科書からは ワクワク感が感じられませんでした。 細かいことまで覚えなければ ならないから、大きな流れを とらえることができていなかったし。 私は絵画、特に西洋画が好きですが 絵は時代背景や画家の思いを知ることで ぐんとおもしろくなります。 色々と読んだなかでいちばん面白くて... 続きをみる
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いつも明るく前向きで、ポジティブでいる人は 憧れです。 ですが、そういう人は案外、 危険なことも多いんだそうです。 溺れて亡くなる人は、少しでも浮こうとし 呼吸をしようとするので 手を振ることも声を出すこともできず 助けを求められずに 静かに沈んでいき、亡くなるそうです。 いつも元気で前向き、と思... 続きをみる
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脳科学者の中野信子さん。 テレビにもよく出ていて 個性的な雰囲気を醸し出していますね。 彼女は幼いころから 「社会に適応できない」 という思いが強かった。 なぜ、自分は社会になじめないのか。 その理由を知りたくて 脳科学の道を歩んだそうです。 この本は、彼女の自伝とされていますが 脳科学者、認知科... 続きをみる
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人と協力して何かをすることは素晴らしい。 でも、下重さんが言うように、 じっと自分と向き合うからこそ生まれてくることも多い。 彼女はNHK のアナウンサーとして働いていたとき、 人の噂ばなしばかりの人間関係が嫌で、 一人になれる場所を探して物を書いていたのだそう。 それを見たある人から、物書きの仕... 続きをみる
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持ち歩きがしやすいので、もっぱら文庫本を手にすることが多い。 でも、図書館で借りた原田マハさんの本の装丁があまりに美しく、 手をかけた単行本もやはりよいものだな、と思いました。 赤と黒の対比が潔く美しい。 内側に使っている和紙のような紙の趣も素敵。 フランス中部のブサック城で見つかった世にも美しい... 続きをみる
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志村けんさんが主役を演じる予定だった映画「キネマの神さま」の原作本です。 ギャンブル依存で自己破産の経験もある齢79歳の父親と、 一流企業の課長職まで務めるも、辞職せざるを得なくなった40歳の娘。 どん底の二人の生活を、blogがドラマティックに変えていく物語。 これが自分の父親だったら心底嫌だな... 続きをみる
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ぐずぐず言いながらも気づくと半世紀を生きてしまった。 不器用な性格なので、生真面目に生きるしかなく、 「こうあるべき」という社会のルールにかなり縛られてきた。 大好きな読書ですら、「これ読んでおくと、何かの役に立つかも」 なんていう判断基準がいつもどこかで働いていたのです。 でもね、もう、やめよう... 続きをみる
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倉敷の大原美術館から物語は始まる。 そして舞台はニューヨークのMoMA、スイスのバーゼルへ。 これだけでもめくるめくトキメキ感。 登場人物はアートをこよなく愛する人々。 ルソーの作品をめぐり、若いころのピカソも血の通った人物として登場する。 アートの専門家であるアメリカ人男性と日本人女性。 この二... 続きをみる
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近ごろ、フランスにあこがれる気分が舞い戻ってきている。 原田マハさんの本を買ったつながりで、amazonに乗せられて、買ったのがこの本。 浮世絵をはじめとする日本美術を欧米に広げた画商、林忠正など、明治時代にフランスに渡った日本人を11人を紹介している。 異国で苦しみながらも、新しいことを学び、チ... 続きをみる
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300円ほどのコーヒーを頼んで、店員さんのすばらしい対応に和みながら、 ゆっくり本を読む。 こんな日常ができなくなって二か月あまり。 でも、もう少しの辛抱かな? カフェでゆっくりくつろぎながら読むなら、こんな本がいい。 読みやすく、心が温かになる内容、そして絵画の知識もついてしまうおまけ付き。 こ... 続きをみる
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若いころはゴーギャンの絵に惹かれた。 このところ、ゴッホの絵に心を揺さぶられる。 ゴッホ独特の筆づかいは、心の奥に潜む不安に触れてくるけれど、 同時に、安らぎも与えてくれる。ほんとに不思議な絵だ。 そう思っていたら、この本に出会えた。 まさにゴッホの生涯を描いた小説。 しかも日本人画商と弟テオとの... 続きをみる
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ストレスを力に変える 魔法のような言葉に惹かれて、購入したのがこの本。 実際、ちょっと元気が出た。 だって、ストレスって、心や健康によくない、できるだけ避けなければってずっと言われてきたし、思ってきた。 でも、ストレスは生きていくため、成長していくために必要なもので、決して悪いことではない、と教... 続きをみる