誰かが歩けば道の小さな石ころが動く
誰かが歩けば
「道の小さな石ころが動き、空気が揺れる」
だから、一見何も変わらないと思われることでも
少しでも行動に移せば
何かしらの変化が起こる
そういう意味だと思います
原田ひ香さんの
「ランチ酒」に登場する
高齢の女性の言葉です
電車の中で読んでいて
胸にささりました
こういうとき
私は書店でもらう紙のしおりを
ビリビリと小さく破き、本に挟みます
どこに書いてあったか
あとでわかるように
電車の中でこれをすると
近くの人の視線を感じますが
気にしません
今、私はいい言葉に出会ったの、
と誇らしげにしています
小説に登場する年配の女性が言うように
前向きな行動ならば
どんな些細なことでも
いいエネルギーを放出すると思いたい
“空気が揺れる”
この表現、とても好きです