一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

言葉が多すぎると疲れるの

私は雑談があまり得意ではありません。


そもそも、人と人とが
沈黙をいっさい許さず
話し続けることのほうが
不自然じゃないかな
と常々思っていました。


先日読んだ田口ランディさんの
「ドリームタイム」という本の中で
主人公が友人と二人で
宮古島の老夫婦のもとを
訪ねるシーンがありました。


この夫婦は旅人を歓迎し
泡盛と食べ物を出してくれるけど
必要最低限のことしかしゃべらない。


その場にいるものは
沈黙を心地よく味わいながら
ゆったりとした時間を過ごす。


これだ…と思いました。


話したいことがあれば
話せばいいし
特段なことがなければ
静かにしてたっていいはず。


主人公も最初はこの沈黙が苦痛で
べらべらと喋っていたけれど
そのうち
そんなことしなくていいんだと気づく。


現代は、特に都会は
言葉が多すぎて会話が早すぎて
そうしないと負けてしまう。


でも、負けたってもういいやって。


私はとっくに負けてますけどね。


星野珈琲店 ランプと絵

だから、一人で静かに過ごせるカフェ
言葉を持たない絵が好きなのかも。