人付きあいが苦手な人の心情、ここまで…
社会でどうにかうまくやっていきたくて
必要以上に人目を気にして過ごす主人公
20代の女性ですが
ある日些細なことで職場で泣き出し
それをきっかけに
自分の殻に閉じこもる
そこから抜け出すべく
小さな島に旅に出かけます
西加奈子さんの小説です
「うつくしい人」
社会でどうにか自分のポジションを
作ろうとあがく心理描写が凄い
私のように人付き合いが苦手ながら
どうにかこうにか
社会生活を送る人間の心のうちを
ここまで的確に書いてくれるかという描写
引き込まれます
みんな何を守ってるんだろうか
素の私ではだめなのか
取り繕った会話になんの意味があるのか
全部、作り物の人間関係じゃない
そんなの意味があるの?
こんなふうに感じてしまい
生きづらさを感じる人は
ぜひ読んでみてください
本を読んでいるときだけは
心が開放されます