一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

私はよい妻ではなかったと気づいた 今ごろ

予約した本を受け取りに
久しぶりに地元の図書館へ行きました


今はやりのおしゃれな感じは全くない
質素な図書館ですけれど
行くと、何かしらの本との出会いがあります


なんなんでしょうね、あれは。


たくさんある本の中からほぼ無意識に
手にとるんですけれど
それがかけがいのない出会いであることも
少なくありません


目に見えない力が働いているのでしょうか


この日は、遠藤周作さんのエッセイに
目が留まったのですけれど


「おれたちは、なかなか父親になれないんだよ
 なかなか夫になれないんだよ」


やっぱりそうだったのか…
ぐさりときました


子どもが小さいころ
なぜ、私は母親として妻として
こんなに全てを我慢して尽くしているのに
なぜ、あなたは父親らしく振舞ってくれないのか?


と強い不満を持ち、
ことあるごとに口にしていました


もっと、寛大になれていたなら
夫はもっと過ごしやすかったかもしれないし
逆に優しくなれたかもしれないって
最近、思っていたのです


ずばり、私の悪いところを
指摘されました


だけどね、
「愛することは棄てないこと」
って言葉に救われました


相手への情熱が冷めても
悪いとこが目についても
自分が選んだ人を捨てないこと


愛とは棄てずに、創り出すものですって


もちろん、離婚して強く生きていくのも
その人の選んだ人生


でも、その強さのない私は
この言葉を支えに
最後まで頑張ってみます

人生ひとつだって無駄にしちゃいけない
遠藤周作