京都の世界観を小説で楽しむ
物語を楽しみながら
魅力的な地域に触れられる本に
ひかれます。
今回は京都。
それも大好きな原田マハさんの本。
生粋の京都人で、お金に余裕があり
文化への造詣が深い人でないと味わえない
京都の本当の姿をのぞくことができるのです。
ゾクゾクしませんか?
主人公の菜穂は銀座の画廊主の妻で
芸術への審美眼の持ち主。
東日本大震災が起き
お腹の子への原発事故の影響をおそれて
京都へ。
書道の大家宅に身を寄せることになり
古都の世界にはまりこんでいきます。
強烈な個性をはなつ菜穂の母
神秘的な美しさをもつ女性画家
悪い人ではないけれど
致命的なミスを犯す美穂の夫など
登場人物の思惑が複雑にからみあって
物語は展開していきます。
おもしろかった。
月並みだけどそう言っておきます。
ベローチェの黒糖オーレ ほどよい甘さです
読書のお供にいいかんじでした