軽い障害を持つ山下清は 幼いころから絵が上手で 浅草の街の活気のある日常や ちゃぶ台を囲む家族を鉛筆で描いた 小学生のころの絵は すでに見るものの心をとらえます 普通学級になじめず、 千葉にある養護学校に通うようになると 絵の才能が開花され、目を見張るような 緻密な貼り絵を作成し、絵画の大家にも ... 続きをみる
美術館のブログ記事
美術館(ムラゴンブログ全体)-
-
JR渋谷の駅に降り立つと 思わず鼻を手で塞ぎたくなりました 久々にかぐ、夏の繁華街の街の匂い 少し、お小水が混じったような 食べ物が腐ったような 人の汗も混じったような匂い 郊外での生活が長くなると この、人が蠢く街の独特の匂いが 苦手になるのだけど どこか懐かしい気も少しする 山手線で渋谷から3... 続きをみる
-
ここ数年、月に2回くらいは美術館に 行っていました 去年の秋に、登山という新しい 楽しみに出会ってから 少し美術館に遠ざかっていましたが あぁ、やっぱり絵も見たい そう思うのです そしてそんな自分が嬉しい たいていの画家は孤独ですよね だって、自分にだけ見える世界を キャンバスに描くのですから ゴ... 続きをみる
-
まるで、私の心の変化を描いたみたい… 神奈川県立近代美術館で観た 横尾龍彦さんの絵です 芸大出身の秀才ですが お母様は霊能者で 戦争を体験したこともあり 見えなくていいものも見えてしまうのか 精神的には不安定だったようです 若いころの作品は その内面を描いたような ちょっとおどろおどろしいものも多... 続きをみる
-
ピカソの恋人でカメラマンだった ドラ・マールです ピカソがゲルニカを描く工程を アトリエで撮り続けた女性 恋多きピカソは 新しい若い恋人ができると ドラを疎ましく思うようになったらしく ドラは追い出されるように 別れたみたい ピカソに捨てられ精神を病み かつてのエネルギッシュな芸術活動は できなく... 続きをみる
-
マチスとシャガールとピカソを 混ぜ合わせたかんじ ヴァン・ドーゲンという画家です 彼の名は初めて聞きましたが スマホに流れてきた画像を観て 呼ばれるように訪れました 汐留にあるパナソニック美術館 こじんまりした空間でしたが 画家のセンスをたっぷりと感じられる いい展覧会でした マチスのように 色で... 続きをみる
-
私は社会の居場所を間違っているのでしょうか? 趣味は 美術館に行くこと 本を読むこと 夜、ベッドに入ってナイトランプをつけ 本を読むひと時が私には何より安らぐ時間なの でも、こんなふうになかなか 言えないんです それでなくても真面目だねって 言われてるのに さらに真面目さを強調してしまいそ... 続きをみる
-
-
先日訪れた国立西洋美術館で ハッとさせられた言葉 「彼の絵には、ただ幸福だけがある」 ドイツの個人収集家オストハウスが ルノワールの絵を評して記した言葉です 私、ルノワールの絵って それほど好きじゃなかったんです あまりに綺麗だから 美しいモノだけ描くのって 画家としてどうなんだろうって 持ち前の... 続きをみる
-
今日はリニューアルした 上野の国立西洋美術館へ ドイツのフォルクヴァング美術館との 企画展です 最近、肩が異常なほど凝って 辛かったのですが 美術館に入って ボォっと絵を見ながら進むうち なんとなく身体が軽くなってきて ある絵を見て釘付けになった途端 じわぁっと肩から力が抜けていきました 今まで味... 続きをみる
-
-
乃木坂(六本木)にある 黒川紀章さん設計の国立新美術館に やっと足を運びました 斬新な建築ということは 知っていましたが 想像以上に大きくてインパクトがある 日本の威信をかけて 作られたのかな 首都にある国立美術館ですものね 一階には広いロビーがあって 展覧会に入らなくても くつろぐことができます... 続きをみる
-
ピカソと同時代のスペインの画家、ミロ 渋谷bunnkamuraに 観に行ってきました 東急百貨店本店の外壁に展覧会の広告が 街の風景が映りこんで ちょっと趣のある写真になりました もうここから楽しい ピカソよりも親しみやすい絵です まるで幼児が描いたような でも描こうとしても描けない 単純な線の人... 続きをみる
-
東京駅近くの三菱一号館美術館へ行くために 地下鉄二重橋前で降りました。 皇居周辺、そして東京駅につづく 行幸通りは美しくいちょうが 色づいています。 嬉しく眺めながらまずは ディーンアンドデルーカへ向かいました。 12時半からのチケットなので 軽く腹ごしらえをしておきたくて。 最近、食欲がないので... 続きをみる
-
渋谷Bunkamuraのミュージアムを 堪能したら 私は迷わず隣のドゥマゴパリで ランチします。 この日はエビが入ったトマトソースがけの クロックムッシュのセット。 サラダ、たっぷりのかぼちゃスープ、 コーヒーがついて1900円。 ギャルソン?のサービスも 私の好みの“クール&ポライト”。 これは... 続きをみる
-
苦しくてつらいんですけど 落ち込んでいても仕方がないし。 絵画の力を試したくて 前売りを買ってあった美術展に 行ってきました。 渋谷のBunkamuraのミュージアム。 箱根のポーラ美術館から 日本人の大好きな印象派を中心にした フランス絵画が74作品。 文句なく、楽しいですよ。 だって、やっぱり... 続きをみる
-
自らをピストルで撃ち 37歳で世を去ったゴッホ。 画家としての活動期間は 10年たらずだったそうです。 ですが作品数は多くて 特に色彩に開花してからの作品 ひまわり、種まく人 そして糸杉をモチーフにした作品群は 世界中で絶大な人気を誇ります。 どうしたって人の心をつかむのです。 これだけ人の心を揺... 続きをみる
-
オランダのクレン・ミュラー美術館から 選りすぐりのゴッホ作品が今 上野の東京都美術館に集結しています。 日時指定制になってよかった。 さすがの人気。 普段の美術館とは様相がちがいます。 みんな、ゴッホに会いたいんだな。 ビジネスマンも若いカップルも おばさんも、そして暇を持て余して いるのかもしれ... 続きをみる
-
連日、だるさと闘っています。 月に一度、美術館に行くと 決めていますけれど、小一時間 電車に揺られていくことを考えると 迷うことも多いです。 行きたいな。 でも、だるいな。 一日、寝っ転がって身体を休めても いいんじゃないかな。 相変わらず腰に鈍痛もあるし。 行けば楽しいことはわかってる。 楽しい... 続きをみる
-
六本木駅直結、ミッドタウンの中にある サントリー美術館。 行ったことがなかったのと 久々に都会の空気を吸いたくて選びました。 アメリカのミネアポリス美術館から 里帰りした日本画の企画展です。 大きな屏風絵とかふすま絵とか よく船に乗せてアメリカまで 持って行ったものだと感心します。 以前は、「ドロ... 続きをみる
-
blogを書くようになってから 私もなるべく“映える”写真を撮るよう 心がけています。 すぐに使う予定はなくても 素材として持っておきたくて アンテナを張って写真を撮っておきます。 200年以上前のイギリスでも 「絵になる風景」を描きたくて 人々は旅したそうです。 その先導役となった教育者で牧師の... 続きをみる
-
-
上野の美術館まで行こうと 思っていた日が凄まじい豪雨でした。 さすがに心折れて予定変更。 車で20分くらいで行ける 近くの美術館を訪れてみました。 町田市(東京都)芹が谷公園の 中にあるので緑豊かな場所です。 そこで私、 何に心打たれててきたかというと 美術館の窓から見える光景でした。 この日はか... 続きをみる
-
夫のこと、母のこと。 クリアしなければならない問題が 目の前に色々あるのですけれど。 月に一度は美術館に行って、 その街を少し散策するという ささやかな私の楽しみだけは 死守したい。 そこでこんな雑誌を買ってみました。 美術館や博物館のことだけでなく 東京の魅力ある街のことが 載っています。 郊外... 続きをみる
-
機械が好きな旦那は 家じゅうを配線まみれにする。 (彼には美意識などない) 次男は、幾度となく優しく諭しても リビングにモノをとっ散らかす。 (どなっても逆効果なのは長男で学んだが 優しく諭しても改善は見られない) だから我が家は、理想とは程遠い住まいです。 そんなわけで、小さな癒しの場所が 私の... 続きをみる
-
美術館って案外疲れます。 ずっと立ってるし、けっこう真剣に観ちゃうんで。 だから、鑑賞後にゆっくりランチかお茶する 時間がとても大事。 今回は横浜美術館の正面のビル、「Mark is」の3階 「コクテル堂」というカフェへ。 まさかの特等席、ゆったりソファで 横浜美術館を見おろせる席に 案内してもら... 続きをみる
-
BS日テレのぶらぶら美術・博物館。 この番組を最近知って すごく嬉しくなりました。(㊋20時~) 開催中の展覧会場で 学芸員さんと山田五郎の解説を おぎやはぎらが聞く、というスタイル。 ものすごくわかりやすい。 2日の放送は横浜美術館の トライアローグ展。 横浜美術館は地下鉄みなとみらい線、みなと... 続きをみる
-
この正方形のブロックメモ とても使いやすいんです。 7センチの立方体、ちょい小さめ この大きさがいい。 買い物リストを書いたり、 今日やるべきことを書いておくのに 気軽に使える。 ペンを刺す穴まであるし。 書くところは無地。 この潔さも素敵です。 アーティゾン美術館(京橋)のショップで 900円ほ... 続きをみる
-
一般市民がなんの気負いもなく、 贅沢を味わえるのが美術館。 京橋のアーティゾン美術館の入場料は1700円。 企画展以外にも、所蔵作品の展示も楽しめます。 (展示作品はその時により異なる) 日本の芸術家、山本容子さんの本で知ったルーマニアの彫刻家、 ブランクーシ(1876-1957)の作品にも出会え... 続きをみる
-
時給1000円が普通になってきた今、500円でできることって あまりないですよね。 でも、国立美術館の常設展示なら500円で入場できて、 世の中にでたら途方もない値段がついてしまうような絵を 観ることができます。 国立って、やっぱりすごい。 企画展に目が行きがちなのは私も同じ。 それらの絵はその時... 続きをみる
-
一か月に一回は美術館に行くと決めています。 秋からは魅力的な企画展が多くてワクワク。 ところで、美術館へ行くときの服装は、 なるべくモノトーンでまとめるようにしています。 絵の邪魔にならないよう、シックに、モノトーンでまとめます。 美しい色や繊細な色は、絵画の中で楽しむから、 自分の服の色はいらな... 続きをみる
-
東京駅と皇居のお堀のちょうど真ん中辺りにある三菱一号館美術館。 クラシックで落ち着いたこの美術館が好きです。 敷地内には中庭があり、ベンチでくつろぐ人も多く、 狭いながらも居心地のよい場。 中庭をはさんで洒落た店が並んでいます。 美術館に入らなくても、中庭と美しい建物を眺めながら ランチするのもオ... 続きをみる
-
-
ピーター・ドイグ展で展示されていたいちばん小さな絵。 これを観た瞬間、釘付けになってしまいました。 私が必死で隠している、心のどす黒い部分を 突きつけられたような気がして。 黒い心そのものを現したもの? それか、「隠しても見えてるよ」と 森の精に言われているような…。 夜に寂しくなると出てきて、私... 続きをみる
-
フランス人が"マダム"、と声をかけるときの ひびきが好き。 年を重ねて身につけてきた知性や美意識に 敬意を払っているように聞こえるのです。 図書館で借りた銅版画家の山本容子さんの旅エッセイ。 若いころに自分でも訪れた南仏のマティスの礼拝堂や 大好きな作家、原田マハさんの本に紹介されていた メキシコ... 続きをみる
-
芸術は楽しいが原点 画家が描いた映画ポスター 座頭市、東京物語、羅生門までも
現代画家、ピーター・ドイグ(1959-)は、 広いアトリエで映画上映会を開いていたそうです。 自らささっと描いた開催を知らせるポスターが 今回、左右にずらっと展示されていました。 この細長い空間に入ると、気持ちのよい高揚感に 包まれました。 それは私だけではなかったようです。 来場者の顔がほころん... 続きをみる
-
ゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクなど 様々なアートの要素を取り入れた現代の「画家の中の画家」。 これがピーター・ドイグという画家なんだそうです(1959-)。 主にカナダの自然からインスピレーションを得た大型の作品群が まず迎えてくれました。 飲まれる 天の川 大自然の中に入り込んだとき、 な... 続きをみる
-
行くまでのウキウキ感も楽しい ロンドンナショナルギャラリー展
国立西洋美術館でのロンドンナショナルギャラリー展が再開。 私は、7月2日の入場券をゲットした。 中学生の次男も行きたがっているのだが、学校がフルで始まってしまったので、 とりあえず私ひとりで行くことにする。 ネットで日時指定の入場券を買わないと入場できない。 ふらっと行けないのは悲しいけれど、入場... 続きをみる
-
-