一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

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1700円のとびっきりの贅沢 


一般市民がなんの気負いもなく、
贅沢を味わえるのが美術館。


京橋のアーティゾン美術館の入場料は1700円。


企画展以外にも、所蔵作品の展示も楽しめます。
(展示作品はその時により異なる)


日本の芸術家、山本容子さんの本で知ったルーマニアの彫刻家、
ブランクーシ(1876-1957)の作品にも出会えました。


独特のまるみのある彫像、
抽象化した形がなんだか気になる。


ものすごく単純化しているのだけど、
わかりにくくはない。
本質をストレートに表現しているからだそうです。


素人にも親しみやすい作品です。


今回展示してあったのはこれ。ポガーニ嬢。

ブランクーシ ポガニー嬢 アーティゾン美術館 カレンダー

来年のカレンダーより。私は小さいサイズ(千円)を買いました。
トイレに飾ります。いちばんじっくり観れますし。


ハンガリーの画家、ポガーニさんからの依頼でブランクーシが
作成したもの。


肩などがどんどん省かれ、
まぶたが協調されてこの形に行きついたそうです。
愛おしくなるフォルムです。


今回は同じ空間に、ピカソ、ポロック(アメリカを代表する現代抽象画家)、
そして草間彌生。


ものすごいエネルギーが部屋に満ちている。
画家のパワーだけでなく、
その絵を観てきた人々のエネルギーも感じます。


芸術家が想いを込めて作った作品。
幸いにも世界中から評価を受けて、
多くの人の手によって、大事にされてきたもの。


それらをほかでもない自分の目で見ることができている、
それってすごいことだと思うのです。


ブランクーシ、ポロック、草間彌生

真ん中の黒いのがポロック、一番右が草間彌生。