一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

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みんなどうしようもなくゴッホが好きなんだ


オランダのクレン・ミュラー美術館から
選りすぐりのゴッホ作品が今
上野の東京都美術館に集結しています。

ゴッホ展 東京都美術館


日時指定制になってよかった。
さすがの人気。
普段の美術館とは様相がちがいます。


みんな、ゴッホに会いたいんだな。


ビジネスマンも若いカップルも
おばさんも、そして暇を持て余して
いるのかもしれない初老の男性も。


鉛筆や、リトクレヨンなどを使って
素描を描いていた時代から始まり
ミレーなどに影響を受けつつ
本格的に描き始めたころの作品は暗い。
その後パリに出て
明るい色彩に目覚めて…。


ゴッホの足跡をたどっていく展示。


そして、最後の部屋に入ると
もう、そこはゴッホの集大成。
圧倒的な存在感をはなつ作品が
迎えてくれます。


特に、最後の南仏プロバンスの田舎道
すばらしく


だれもが惹きつけられるように
見入っていました。


もしかしたらそれほど興味を持たずに
訪れたおじさまも。


どうしようもない求心力を
感じているようでした。


みな去りがたいようで
近くで観て、一歩下がって遠目で観て
もっと下がって今度は脇から控えめに観る。
なかなかその場を立ち去ろうとしない。


どうしてこうも心をかき乱されるほど
惹きつけられるんだろう…


そんな思いを共有している空間でした。

ゴッホ展 絵ハガキ 南仏プロバンスの田舎道

日本人はゴッホが大好きですが
ゴッホも浮世絵をきっかけに
日本、日本文化に並々ならない
憧憬を抱いていたそうです。