一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

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心は南フランスへ


20代のころ、毎年のように海外に出かけていた。
それほどお給料がよい会社ではなかったけれど、実家から通っていたこともあり、せっせとお金をためて、旅行の計画を練っていた。


「地球の歩き方」を片手に、現地の人の温かさに支えられ、ときにひんしゅくを買いつつも、欧州を旅していたのである。


とは言っても一人で旅していたのではない(これだけ一人が好きと言っておきながら)。


帰国性で英語べらべらのマル、猛烈に行動力があるカズ、簡単な仏語ならわかるワリ、
そして、ほぼ役に立たない私の四人で行くことが多かった。


今思うと、旅をするには最強の三人+一人だったように思う。


家にいることが多くなり、本棚を整理していたら、思い出深い本が出てきた。

この本に感化されて、南仏の旅を企画し、実現したのだ。


ニースを拠点に、モナコ公国、アンティーヴ、ヴァンス、カンヌ、ヴァロリスと
周った。


たくさんの芸術家が移り住んだ南仏には、美術館が多い。


なんの役にも立たないくせに、ヴァロリスのピカソ美術館に行きたい!
と我がままを言った私を、満足な地図もないのに、迷いながらもレンタカーで連れて行ってくれたカズ、本当にありがとう。


こんな無謀な我がまま、もう誰にも言えないな…。


でも、もう一度だけでいいから、この四人で旅をしたい。


それぞれ家庭もあり、事情もあり、簡単には実現できないだろう。


だけど、オフシーズンなら飛行機のチケットは安いし、欧州は安くて居心地のよいプチホテルがたくさんある。
工夫すれば費用はそれほどかからないはず。


神様、この思いはかないますか?