龍に喝を入れてもらう サントリー美術館
六本木駅直結、ミッドタウンの中にある
サントリー美術館。
行ったことがなかったのと
久々に都会の空気を吸いたくて選びました。
アメリカのミネアポリス美術館から
里帰りした日本画の企画展です。
大きな屏風絵とかふすま絵とか
よく船に乗せてアメリカまで
持って行ったものだと感心します。
以前は、「ドロボー」
くらいに思っていましたが
おかげでよい状態で
残されたものも多いんだとか。
それに海外での評価が現代日本での再評価に
つながった画家などもいるんですね。
若冲(じゃくちゅう)もその一人。
独特の躍動感のある動物絵で有名です。
やっぱり引き寄せられるものがあります。
鶏の表情もおもしろい。
ちょっと離れたとこから見ると
さらにハッとさせられます。
鶏のせわしない動きが伝わってきます。
そして山田道安の龍虎図。
日本画のテッパンですけど
こういう迫力ある絵を観ると
元気が出ます。
暑さと湿気で早くもぐだっとなりつつあるので
喝を入れてもらいました。
虎が今ひとつ虎らしくないのは
毛皮になった飾りものしか見たことが
なかったからだとか…。