東京駅とお堀のあいだ。中庭も魅力的な三菱一号館美術館
東京駅と皇居のお堀のちょうど真ん中辺りにある三菱一号館美術館。
クラシックで落ち着いたこの美術館が好きです。
敷地内には中庭があり、ベンチでくつろぐ人も多く、
狭いながらも居心地のよい場。
中庭をはさんで洒落た店が並んでいます。
美術館に入らなくても、中庭と美しい建物を眺めながら
ランチするのもオススメです。
美術館内部からの眺め
このレトロで美しい入り口、ワクワクします
今回の企画はルドン、ロートレック展。
画風はまったくちがいますが、同時代に活躍。
影響を受けあったほかの画家とのからみを
知りながらの展示は興味深かったです。
ルドンは初期には木炭で描いた白黒の作品が多いけれど、
50歳を過ぎてから美しい色を載せるようになっていく。
その鮮やかな変化にはびっくり。
だけど私は黒の時代に惹かれます。
深層心理を描いたようなひと癖ある
不思議な白黒の世界観がおもしろい。
幻視(ポストカード)
三菱一号館美術館ではくじ引きをしていて
(今どきはくじ引きもタブレットで)、
残念賞の一筆箋をもらいました。
ある男爵の家の壁を飾るために描いた「グラン・ブーケ」。
約250×163センチととても大きな作品でした。
これも、ルドンが描いたもの。
上の絵と同一人物なんて不思議な気がします。