体調不良で予定していた ゴッホ展に行けない そこで、数年前に読んで 心にズドンと落ちた、原田マハさんの 「たゆたえども沈まず」を 本棚からひっぱり出してきました ゴッホと弟テオと 日本人美術商の林忠正との 交流を描いた本 林さんは実在した人ですが テオと交流があったかはわからないし 作中のシゲは原... 続きをみる
原田マハのブログ記事
原田マハ(ムラゴンブログ全体)-
-
作家の原田マハさんのお父さんは 美術書のセールスマンで 日本各地を営業で回っていたそうです 家を長く開けていることも多かったけれど 帰ってくると旅先の話をしてくれたり 美術館や映画館などに連れて行ってくれて そのことが アートを仕事にする素地となり 美術館勤務を経て アート小説という新しい分野を ... 続きをみる
-
物語を楽しみながら 魅力的な地域に触れられる本に ひかれます。 今回は京都。 それも大好きな原田マハさんの本。 生粋の京都人で、お金に余裕があり 文化への造詣が深い人でないと味わえない 京都の本当の姿をのぞくことができるのです。 ゾクゾクしませんか? 主人公の菜穂は銀座の画廊主の妻で 芸術への審美... 続きをみる
-
図書館はいくら借りてもただですから ちょっと気になったくらいの本でも しばし身近に置いておけるのがいいですよね。 読み始めて、これはちがう、と思ったら そのまま返せばいいだけのことですから。 そうわかっている私が 最近読んだ本はというと かなり分野が偏ってる…。 どちらもけっこう面白かった。 そし... 続きをみる
-
独身キャリアウーマンで旅友だちの ハグとナガラ。 年齢を重ねるうちに 母親の老いという避けて通れない悩みを 2人とも抱えるようになります。 会社務めのナガラは あっさりとホームへ入居させますが ハグは自分で面倒をみることにこだわり 仕事の拠点を離れ、母親と同居。 結果、順調だった仕事がうまくいかな... 続きをみる
-
50代ってホントに人生の折り返し地点 だと感じます。 特に私たち、二十歳頃にバブル絶世期で 世の中に怖いものなんてあんまりない、 なんて思いあがって年を取ってきた世代。 女性の活躍も目立ってきて 人生はそれなりに思い通りになるだろうって 思ってた気がします。 だけど、世の中は激変して 不況やら災害... 続きをみる
-
目的のある旅がしたいです。 ゴッホの人生をたどるフランスの旅とか。 パリから始まって、アルル、 そして終焉の地、 原田マハさんの「たゆたえども沈まず」は ゴッホと、日本人画商・林忠正と その弟子(架空の)との交流を描いた作品。 史実に基づいたフィクションです。 その副読本とも言えるのが 「ゴッホの... 続きをみる
-
時給1000円が普通になってきた今、500円でできることって あまりないですよね。 でも、国立美術館の常設展示なら500円で入場できて、 世の中にでたら途方もない値段がついてしまうような絵を 観ることができます。 国立って、やっぱりすごい。 企画展に目が行きがちなのは私も同じ。 それらの絵はその時... 続きをみる
-
持ち歩きがしやすいので、もっぱら文庫本を手にすることが多い。 でも、図書館で借りた原田マハさんの本の装丁があまりに美しく、 手をかけた単行本もやはりよいものだな、と思いました。 赤と黒の対比が潔く美しい。 内側に使っている和紙のような紙の趣も素敵。 フランス中部のブサック城で見つかった世にも美しい... 続きをみる
-
志村けんさんが主役を演じる予定だった映画「キネマの神さま」の原作本です。 ギャンブル依存で自己破産の経験もある齢79歳の父親と、 一流企業の課長職まで務めるも、辞職せざるを得なくなった40歳の娘。 どん底の二人の生活を、blogがドラマティックに変えていく物語。 これが自分の父親だったら心底嫌だな... 続きをみる
-
-
毎年8月には、戦争についてのドラマか本に触れるようにしています。 だれに言われたことでもないのだけれど、なんだか日本人としての義務のような気がするのです。 ただし、戦争を真っ向から描いたものは、残酷すぎて耐えられないので、甘いと言われるかもしれないけれど、途中で投げ出さないような内容のものを慎重に... 続きをみる
-
ぐずぐず言いながらも気づくと半世紀を生きてしまった。 不器用な性格なので、生真面目に生きるしかなく、 「こうあるべき」という社会のルールにかなり縛られてきた。 大好きな読書ですら、「これ読んでおくと、何かの役に立つかも」 なんていう判断基準がいつもどこかで働いていたのです。 でもね、もう、やめよう... 続きをみる
-
倉敷の大原美術館から物語は始まる。 そして舞台はニューヨークのMoMA、スイスのバーゼルへ。 これだけでもめくるめくトキメキ感。 登場人物はアートをこよなく愛する人々。 ルソーの作品をめぐり、若いころのピカソも血の通った人物として登場する。 アートの専門家であるアメリカ人男性と日本人女性。 この二... 続きをみる
-
300円ほどのコーヒーを頼んで、店員さんのすばらしい対応に和みながら、 ゆっくり本を読む。 こんな日常ができなくなって二か月あまり。 でも、もう少しの辛抱かな? カフェでゆっくりくつろぎながら読むなら、こんな本がいい。 読みやすく、心が温かになる内容、そして絵画の知識もついてしまうおまけ付き。 こ... 続きをみる
-
若いころはゴーギャンの絵に惹かれた。 このところ、ゴッホの絵に心を揺さぶられる。 ゴッホ独特の筆づかいは、心の奥に潜む不安に触れてくるけれど、 同時に、安らぎも与えてくれる。ほんとに不思議な絵だ。 そう思っていたら、この本に出会えた。 まさにゴッホの生涯を描いた小説。 しかも日本人画商と弟テオとの... 続きをみる