送別会と夜桜と神様
大好きな女性課長がご栄転で
送別会がありました
長男が「行ってきな」と背中を押してくれて
参加した帰り道
ほろ酔いで、楽しい気分ながら
夫の病気という現実は
変わらないわけで
暗い夜道を歩きながら
「だれか、助けてください」と
思わず、つぶやいたその時
街灯に照らされた坂の上の夜桜が
視界に入ってきました
少しだけ雨降りで
ぼぉっと見えるその景色に
「神様はいるかもしれない…」
酔った心で感じました
少なくとも、私は今
契約社員という立場ながら安定した職を持ち
人間関係にも恵まれている
そのことに感謝しながら
このまま淡々と
できることをしていくしかないのです