一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

自立する覚悟こそ大事 「家族という病2」(時系列修正のため再投稿)

フリーアナウンサー下重暁子さんが2015年に出した「家族という病」。



その続編が「家族という病2」(2016)。

家族という病2 下重暁子


幸せな家族なんて存在しない、ではどうする?


この大きな問いの答えを探して読んだ。


自分らしく自由に生きるために、経済的精神的自立を果たし、
未婚、既婚、子どもの有無にかかわらず、
一人で生きていく覚悟を決めること。


ちょっと、物足りないけれど、やはり、これなんだろう。


個人的には、経済的自立という点がどうにもならなくて辛い。


下重さんは、子どもはいないけれど、彼女が"つれあい"と呼ぶ
パートナーと二人暮らし。


籍は入れているが、あっぱれなくらいお互いの自由を
尊重した自由な関係。
だから、彼女の住む家には"家族の病"は発症しない。


でも、家族の病が発生したとしても、
そこから抜け出そうともがくことで、人は成長できるようだ。


特に名だたる文豪たちは、昔の封建的な家との闘いの中から
文学を生み出してきた。
下重さん自身も、親との葛藤の中から自立を勝ち取ったと言う。


私は今、一人暮らしの母のサポートをする中で、
人に頼り切る生き方は危険だと感じている。


他者に覆いかぶさるような依存を、家族といえども
してはならない。


自立を保とうと努力する人には、自然とサポートの手が伸びるものだ。


自分の冷たさに後ろめたさを感じつつ、
自身のこれからの生き方に考えを巡らせている。


私は「一人で大丈夫」と言える人間でありたい。
例え強がりだとしても。


経済的な自立は果たせなさそうだけれど、
精神的自立という点だけは、最後まで守りたい。


そのための準備が、今から必要なのかもしれないです。