一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

母、熱を出す 私、疲れと良心と闘う

母が少し熱を出したとラインがきた
でも、大したことないから、と。


とりあえず、車で30分ほどの所に住む姉が
ゼリーやらすぐに食べられるものを
玄関先に届けてくれた。


期末のこの時期、仕事は忙しい。
どうにか金曜日の仕事を終えて
母に連絡してみると、
熱は38度を超えることはなく、
落ちついたから心配しなくていいと。


残業続きの一週間、正直疲れた。
たっぷり寝て起きた土曜日の朝、
葛藤が始まる。


大したことはなかったとはいえ、
一人暮らしで、心細かっただろう。
何か手作りの食事を
誰かと一緒に食べたいに違いない。


あぁー、でもまだ私、疲れてる
掃除もしないと家が荒れてる


母に電話してみると、大丈夫だから
身体を休めなさい、と言う


電話を切って、また葛藤。


具合の悪い一人暮らしの親を何もせず
ほっておくのは人でなしではないか


山には行けて、実家の手伝いはできない
というのは道理に外れているんじゃないか
(誰も責めてはいないのに)


あぁ、でもそうなの!
人に優しくしないと結局は
自分が辛くなるんだ、それを嫌というほど
思い知らされてきたんだった


そしてまた母に電話した
夕方ごろそっちに行って、一泊するからと。


そして1時間半かけて、実家に行き
すき焼きふうの煮込みを作って一緒に食べた。
母もわりによく食べた。
何より、嬉しそうだった。


やっぱりこれで良かったね。
私の疲れなんてどうにでもなる。


日曜の朝はいい天気。
清々しく気持ちがいい空気が流れていた。
昨日より元気そうな母の見送りを受け、
実家を後にしました。

千葉に住む母の友人が毎年送ってくれる大きな梨を
お土産にくれました。
でも、この農家さん、高齢のため今年で生産を
終わりにするんですって。
長いあいだ、お疲れ様でした。