一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

蓼科山は甘くなかった 手と足とお尻と全身を使って登る

歩き始めこそ
霧にけむる木々、美しい苔を眺めながら
ゆったりと登っていましたが

これ、初心者用の山じゃない!
ずっとずっと岩場なの!


最後は手も使ってよじ登るような
大きな岩の急登をひたすら登る

↑赤い手袋が私


確かに時間的には登山口から
2時間半ほどで山頂に着きましたけど
きつかった~

あぁしかし、視界はまっ白
しかも山頂もものすごい岩場!
平地がないの!


とりあえず寒いので
薄い風よけのジャンパーとフリースを着込み
雲が晴れるのを待ちます

とっきどき、サーっと日差しが差し込んで
一瞬、青空が出て、山頂にいる人々が
どよめくのだけど
またすぐに雲に覆われてしまう


結局、一時間ほど山頂にいましたが
諦めて下山することに
異界にいる感じは味わえたから
これはこれでよしとしよう


しかし、あの凄まじい岩場の急登を
降りていくって、ありえない…
けど、そのありえないことをするわけです

もう、手とお尻と、体のすべてを使って
降りていくかんじ


皆がひーひー言いながら降りていく脇を
60代後半くらいの男性が
仙人のように飛ぶように石を渡って降りていく


何あれ!?


人の身体能力って、計り知れない


そして、今頃、雲が晴れて
美しい景色が目に入ってくる

「もっと雲がなければ
北アルプス、槍も見えるんだけどな」


そんな会話が耳に入る
山小屋に荷物を運んでいるらしく
大きな四角い箱を2つも背中にしょっている
すごいなぁ
あれを持って、あの岩場を登るなんて


そんなこんなで、景色を楽しみながら
延々と続く岩場を降りていくのですが


最後のほうは足に力が入らなくなり
何度も転んでしまった
肩を打ったり、軽く足を捻ったり
満身創痍で降りて行く


さすがに長男が心配して
リュックを持とうと言ってくれたけど
丁重にお断りしました
リュックが守ってくれている感もありましたし


それでも辿りつくものです
七合目登山口駐車場に到着


朝早くに登り始めたので
12時過ぎには無事に下山できました


長男に感謝です