友人の知り合いのガラス作家の方が
横浜・本牧の三渓園(さんけいえん）で

展示会をするというので訪れました

テーマは「日本の夏じたく」

三渓園は、生糸貿易で富を得た原三溪の
所有していた広大な敷地に
居宅のほか京都や岐阜から移築した
趣のある建物が点在する庭園です

普段は入れない建物の内部に
和紙、ガラス、錫（すず）、布地など
作家さん自ら展示しています

三渓園を散策しながら
季節を感じる美しい品々を見て回れる
粋なイベントです

この日は前日から雨が降っていて
朝10時過ぎに着いたときは小雨

だけどそんな天気がしっくりくる
日本庭園です

平日は朝から晩まで働いている私たち３人

横浜の街の喧騒が嘘のように静かな庭園と
日本家屋の美しさに心をうたれながら
巡りました

作家さんが丁寧に素材や作り方、
作品への思いを語ってくれます

買いたければ買えるのですが
あくまで展示がメインなので
安心してゆっくりと味わえます

お目当てのガラス作家さんは
蓮華院という三渓の考案による
茶室で展示していました

天気も快復し、
時折日差しも差し込むようになると
木造の窓から入る柔らかな光と風を受けて
温かみのあるガラス作品の美しさが増し

畳に座り、風鈴の音を楽しみつつ
作家さんのお話に耳を傾け
心が洗われていくような
ひと時を過ごしました
（上の写真は友人が撮影したもの。上手です）

友人の一人は、
球状のガラスのオブジェに心を奪われ
ボーナスが出るからとお買い上げ

この作品は、
箱根仙石原の星野リゾートの客室にも
飾られているそうで

そこに採用されたこともあり
すっかり売れっ子の作家さんに
なったそうです

作品を作られている方本人と
直接お話ができたことが
私にとっては、すばらしく楽しい時間でした