一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

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たまに感じる爽やかな心持ち、それが本来の自分という嬉しい事実

バラエティー番組で見かける精神科医の名越先生。
彼のコメントには共感することが多いな、
と思っていたら、図書館でこの本に出会った。


感覚の心理学 名越康文


落ち込みがちな人でも、
たまには爽やかな気分になることがあるはず。


例えそれが、ごく稀にしかない心持ちだとしても、
それこそが、その人本来の心の状態だという。
(これがホントなら、かなり嬉しい)


だから、その爽やかな心を維持する訓練をすれば、
生きることがぐっと快適になるのだそうだ。


具体的には、
落ち着いた心の状態を作り出す時間を
日々の中に取り入れて、そのときの爽やかさを覚え、
心が乱れてもすぐにその状態に戻せるよう、訓練していく。


簡単に言えば、瞑想や祈りを生活に取り入れる。


日本人はオーム真理教の影響もあって、
宗教心を持つことに抵抗を感じる人が少なくない。


祈るといっても、特定の宗教を持つ必要はなく、
漠然とした神、自然や宇宙、天といった、
人より大きい対象に対して祈ればいい。


しかも、なんとなく祈るのではなく、
オリンピックに出るアスリートのような心意気で、
真剣に毎日欠かさず祈ることが必要なのだそう。


人智を超えるものと一体化する感覚を持てるようになると、
自分を客観視できるようになり、
安定した心をキープできる時間が増えると言う。


ヨガ哲学ととても良く似た考えだけれど、
精神科医という立場の方の意見は説得力があるし、
ヨガ哲学では今ひとつ理解できなかったと部分も腑に落ちた気がします。