一人が好き。友達も大事。 その②
私はひとりぼっち。
この事実はひどく私を落ち込ませた。
社交性のあるほうではないので、多くの友達に囲まれた生活をしてきたわけではない。
それでも 数人の気心の知れた友達は常にいた、いやいるような気がしていた。
しかし、どうだろう。
映画に行こうと気軽に誘える友達さえ、いないではないか。
カフェでひとり、本を読むのが好きなのだが、それはその気になれば一緒にお茶する友達がいるという前提でのこと。
映画もしかり。ひとりでさっさと観に行く自分がけっこう格好いいじゃん、なんて思ってたけど‥
時には一緒に映画を観て、あれこれ言える相手が必要。
そう、ひとりが好きな人にも、友達は絶対必要なのだ。
こんな当たり前のことに、50年近く生きてきてやっと気づいたのだった。