社交性がなく、雑談力がない。それでもどうにか…
人と関わるのが下手だな、と思い始めたのは高校生のとき。
それでも大学、社会人、と大きな問題はなく成長したけれど、
社会人2年目くらいから、何かがおかしいと感じるようになった。
人になじむのに時間がかかる。
それほど仲良くない人と、無難な会話を長時間することに
強い苦痛を覚える。
他部署や社外の人と関わることが多かったので、
だんだんと苦痛が増していった。
食事会や飲み会もあまり楽しめなかった。
いちばん私を苦しめたのは、周囲の人は
私には難しい対人力を当たり前のように持っていたこと。
そして、自分が思っていることを言うと、
周囲がややざわつくこと。
裏表のない性格だね、と言ってくれる人もいたけれど、
大人気ない、話しを合わせておきなよ、
と感じている人も多いことはわかっていた。
そのことを強く自覚するようになってから、生きづらさが増していった。
余計なことは言わないにかぎる、と守りに入ることが多くなった。
これが私の個性なので仕方がないとは思うけれど、
相手を思いやりながらも、楽しく会話をすすめていける人を
見ると、うらやましい。
そして、そういう人がフォローしてくれるおかげで
私はどうにか、社会生活を送れている。
気分が下がりぎみのときは、
ポストカードファイルに入れたお気に入りの絵を眺めると癒されます。
作者や製作年、所蔵館がわかるようにポケットに一枚ずつ大切に入れています。