反抗期はあったほうがいい、と更年期のアラフィフは思う
思春期の反抗期も、更年期障害のイライラも
ホルモンが起因している。
中2くらいから始まった長男の反抗期はすごかった。
毎日バトルで、マンションの壁は三か所くらい穴が開いた。
だけど、今になって思うのです。
あそこで、毒を思いっきり吐かせておいてよかったと。
私の干渉を強烈に嫌ったので、
自主性に任せるしかない、と早い段階で子離れもできた。
高2くらいから徐々に落ち着いて、
あとは自分で考えて、道を切り開いていった。
今は岡山で一人暮らし。
5万円の中古車を買って
休日にはキャンプや登山など楽しんでいるらしい。
普段はあまり連絡をとらないけれど、
たまに会うと、美味しいお店を予約して
ご馳走してくれたりする。
もともとは面白い子なので、会話も楽しい。
年に一回でも、そういう時間が持てれば私は十分満足。
アラフィーが毒を吐くのほどみっともないことはないけれど、
思春期なら許される。
筋の通らない我がままを言うのも思春期の特権。
「うるせぇ、だまれ!」と言われても時がたてば許せる。
反抗期だったからね、のひと言で。
人生の早い段階で毒を吐いておいたほうが
その後の人生がうまくいくような気がします。
でも、次男でもう一回あれをやるのはさすがにいやだなぁ。
バンクシーのアトリエ(再現) バンクシー展(横浜)にて撮影