心をぴしっとさせるアイテム
私の職場には制服がある。
お世辞にもおしゃれとは言えないけれど、この制服が私にはありがたい。
身に着けると、仕事モードにスイッチする。
身体がだるい日も、気持ちが沈みがちな日も、きちんと制服を着て、髪を整えて、
黒いパンプスをはくと、背筋が伸びて、よし!という気分になれる。
私は気分の浮き沈みが激しいのだけれど、このスイッチのあるおかげで、ずいぶん助けられている。
社会生活をスムーズにこなすための、大切なアイテムなのだ。
警察官や看護師さんなどは、特にそういう効果が高いと聞いたことがある。
危険な任務を遂行するためにも、制服は重要なんだとか。
私は金融機関で受け付けをしているが、インターネットでほとんどの手続きができるようになった今、高齢の方、もしくはコミュニケーションの取りにくい方の対応が増えた。
正直、相当な忍耐力が必要なこともある。
素の私なら、「だからそれじゃ手続きできないって言ってるでしょ‼」
と怒ってしまうだろう。
でも、変身している私はあくまでもおだやかで、優しく、品のよい女性であり続ける。
すごいもんだ。
家でもそういうふうにできたら、きっとすばらしく居心地のよい家庭になるのでしょうけど…。
竹林を望む倉敷のカフェ。ぴしっと伸びる竹の姿、気持ちがいいです。
気持ちを前向きにするためのちょっとした方法をもう少し増やしていけるといいな。