一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

香りは脳の海馬に永遠に記憶される

香りをテーマにした千早茜さんの著者
「透明な夜の香り」の中に出てくる
調香師・サクのコトバです


永遠に脳に記憶される…


だから忘れているつもりでも
ふとしたきっかけで思い出すんだ


幼いころ、夏に母がそら豆を煮ていた匂い
夏の夕方、夕焼けを見ながら嗅いだ庭の匂い
八ヶ岳で星を見たときの夜の高原の香り


他にもまだまだあります


記憶にある香りは、
必ずしも幸せだけを感じるものではなく
どれも少しの切なさを伴います


子どものころから今に至るまで
無条件に幸せ!
と感じられることはあまりなく
楽しさと切なさは表裏一体だった


香りはその感情までも呼び起こします


とりあえず、心地よいと思う香りを
もっと生活の中に取り入れてみよう、
香りの深淵の世界を描いた小説を読みながら
そんなことを考えました