一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

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こんなにも神々しいピサロが描いた日没

イスラエル博物館から
三菱一号館美術館に
印象派の絵がたくさん来ているという。


イスラエル…印象派…
あまり結びつかない。
ただ、滅多にこんなことはないらしいと
いうことは想像できる。

三菱一号館美術館 イスラエル博物館 印象派


とにかく行ったほうがいいと思い
スケジュールをやりくり。
そのうち、なんて言ってると
会期が終わってしまうから。


行くとね、やっぱり出会いがあるんです。


カミーユ・ピサロのエラニーの日没。

エラニーの日没 ピサロ


ピサロの絵はこれまで何度も
見ているけど、美しいとは思っても
心を打たれることはなかったんです。


でも、この絵はちがいました。


絵の前からしばし離れられなく
なったんです。


日没の、あの
神を感じる美しいひとときが
額縁の中におさまって
そしてそこから強烈な光をはなち
見る者を圧倒する。

うす暗い美術館の展示室で
ピサロの描いた空と夕日は
煌々と輝いていました。


この日は私の感度がよかったのか
他にも響く絵が多くて
夢中で見てたら瞑想状態のようになって
思わずはっとすることもありました。


美術館って不思議な“気”がながれています。