芸術に対する鋭い感性を持ち
自分の思いのままに突き進む人
周りのことは一切目に入らない

森鴎外の長女、森茉莉さんです

だから結婚しても
相手から離縁されてしまう
二回とも

だけど、鴎外は
「お茉莉は上等、
そういう星の元に生まれているのだ」
と生前よく口にしていたそうです

私とは正反対な人

だからかな、ものすごく憧れます

ちょっと、私のセレブ姉とも似ています
自分のやりたいように生きるところが

弟の類（ルイ）さんによれば
自由奔放に生きる人ではあるけれど
一方で、あっぱれなほどの人の良さを
感じるところもあるそうで
なんか、魅力的ですね

実は私、図書館に行くとなぜか
森茉莉さんの本が目に入ることが多かったんです

何かを借りてみたことがあったけれど
お嬢さん育ちの人のエッセイみたいな感じがして
途中でやめてしまった

だけど、朝井まかてさんの小説「類」を読んで
茉莉さんの生き方に惚れてしまった

明治の生粋のお嬢さん育ちながら
作家としていくつか賞をとりながら
最後は小さなアパートの一室で一人で
亡くなった茉莉さん

計算高く生きることなどできず
与えられた芸術の才で
孤高に生きた茉莉さん、
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