一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

雨から晴れへと向かうとき 上高地の美しさに感嘆

せっかく上高地に着いたのに
バケツを引っくり返したような雨に合い
カフェで沈んでいた私たち


一時間くらい経ったでしょうか
空が明るくなってきて
雨が止んできました


外に出てみると、東北弁の若い女性の
「青空が出てきてるよ!」との声が。
おぉ、ほんとだ!天気が急速に回復してきてる

正面の穂高連峰がどんどんはっきりと見えてきて
雲が山にまとわりつくように流れ
ダイナミックに空が、景色が変わっていく


雨宿りしていた人々も、喜びの声をあげながら
みんな外に出てきました


若いカップルに穂高連峰を背景にした
写真を撮ってもらったりしながら
河童橋からゆっくりと宿に向かい歩きます

梓川にかかる靄と日の光が織りなす風景を
ずっと眺めながら
84歳の母の歩くスピードに合わせて
ゆっくりゆっくり歩きました

温泉がいいと言う母のために
中心部から少し離れた宿を選んだので
私の足なら30分くらいの道のりを
倍ほどかけて休み休み歩きました


だけど、そのおかげで
今までこれほど時間をかけて
景色を味わったことがない、
というくらい贅沢な一時間になりました


母の水筒やら、雨具やらは私のリュックに詰め
ストックを一本持たせ
とにかく転ばせないように注意しながらね


そして、無事に宿に到着


歴史ある、古びた温泉宿ですが
それが私たちには心地よい


特に温泉は清潔で、露天風呂も快適
きらびやかさはそれほどないけれど
丁寧に作られたお食事は
バランスもよく、とても美味しく
食欲のなかった私も、完食しました

宿泊したのは上高地温泉ホテル
この後出てきたローストビーフも美味しかったし
鱧とジュンサイと湯葉のお吸い物など
どれも美味しくいただきました