私にちょうどいい趣味 絵の世界を知る
岡山の倉敷美術館、作家・原田マハさんのおかげで、絵を観るという趣味ができました。
目下、勉強中で、決して絵に詳しいわけではないし、絵を描く才能はまったくない。
でも、わかりやすい解説本で絵のことを知ることがとても楽しい。
今まで、なにがよいのかわからないと思っていた作品も、時代背景や絵の技法を知ると、なるほど、と納得できる。
↑この本は辞典のように使うのに便利。
西洋史とかって、複雑でちっともわからなかったけれど、絵を通して学ぶとわりとすっと入ってきたりする。
無条件で惹かれるゴッホやマティスの絵も、絵の背景を知ると愛おしさが増してくる。
アンテナを張って世の中を見渡すと、絵にまつわる小説や映画はけっこうあって、
それらで少しずつ世界を広げていくのもたまらなく楽しい。
- 黄金のアデーレ 名画の帰還(字幕版)
- Video On Demand
↑これもよかった。ナチスに略奪されたクリムトの名画を取り戻すお話。
そして、美術館に行く楽しみ。
入場料もそれほど高くはないし、最近は美術館の建物そのものがすてきなところも多い。
併設されているカフェで余韻を楽しんで、お気に入りのポストカードを買って帰る。
半日あればじっくり楽しめる気軽なお出かけ。
私の身の丈にあったちょうどよい趣味だとつくづく思うのです。
ただ、身の丈に合わない欲も少し。
先日訪れた国立西洋美術館で、ゴッホのひまわりの複製画なるものを売っていたのです。
数万円。もちろん、高い。
給付金がふと頭をよぎる。
作家・原田マハさん宅には、セザンヌの複製画があり、朝な夕なに眺めているんだそう。
すると、見えてくるものがあるんですって。
うーん、本当に好きな絵の複製画をいずれは買いたいな。
そんな夢を持ちつつ、これからも美術館通いを楽しみたい。