いつの時代も“映える”ものが好き
blogを書くようになってから
私もなるべく“映える”写真を撮るよう
心がけています。
すぐに使う予定はなくても
素材として持っておきたくて
アンテナを張って写真を撮っておきます。
200年以上前のイギリスでも
「絵になる風景」を描きたくて
人々は旅したそうです。
その先導役となった教育者で牧師の
ギルピン卿によると
「ギザギザ」「ゴツゴツ」したものを
モチーフとして加えるのがコツなんですって。
廃墟とか崖とか。
彼が絵になる風景を探して
旅する姿を皮肉を込めて描いたのが
「シンタックス先生の旅行記」。
朽ちた古城に夢中になって
崖から転げ落ちたり、
雨が降ってもデッサンをやめない姿は
“映え”を求める現代人と変わらないですね。
いつの時代も
世の中は魅力にあふれている。
その魅力を感じられる心を
持っていたほうが
絶対に楽しい。
町田市国際版画美術館
版画は少し地味というイメージもありますが
レンブラントもコローもピサロも版画を手掛けていたんですね。