一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

ポジティブが必ずしもいいわけではない。


いつも明るく前向きで、ポジティブでいる人は
憧れです。


ですが、そういう人は案外、
危険なことも多いんだそうです。


溺れて亡くなる人は、少しでも浮こうとし
呼吸をしようとするので
手を振ることも声を出すこともできず
助けを求められずに
静かに沈んでいき、亡くなるそうです。


いつも元気で前向き、と思わせる人でも
実は心の闇を抱えていて
周囲に助けを求めることもせずに
ある日突然、命を絶ってしまう、
ということも少なくないらしい。


そういえば、
なぜ、よりによってこの人が?
って思う素敵な俳優さんの自殺が
昨年は多かったですね…。


もちろん、ほんとに心の強い人はいるし
そういう人は周りを明るくしてくれて
ありがたい。


でも、残念ながらそれほど強くない人は
無理しすぎずに、落ち込む自分を
静かに観察し、ゆっくりなだめながら
前に進むことも悪くはないようです。


おどろくことに、鬱のある人のほうが
与えられた課題を多角的に考え、
適切な判断が下せるとの実験データも
あるらしい。

ペルソナ 中野信子 脳科学者

内容の濃い一冊でした。
気分が落ち込むと、こういう本に出あえる。
それも悪くないかな。