一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

生きてるだけで意味がある その明確な理由。

脳科学者の中野信子さん。
テレビにもよく出ていて
個性的な雰囲気を醸し出していますね。


彼女は幼いころから
「社会に適応できない」
という思いが強かった。


なぜ、自分は社会になじめないのか。
その理由を知りたくて
脳科学の道を歩んだそうです。


中野信子 ペルソナ 自伝

この本は、彼女の自伝とされていますが
脳科学者、認知科学者としての目線で
自分の生い立ちや社会について語っています。


鬱の症状が強かった時期もあって
その生きづらさは半端ない。


知能とが高いぶん、闇も深いのかもしれません。


でも、彼女は科学者の立場からはっきりと
人は何をし得なくても、生き延びることに意味がある
と断言しています。


身につけた知識やその人自身が
すぐには役に立たなくてもいい。


生きているということそのものが
遺伝的多様性を保つことになるから
生物としての最大の目的、
種の保存に役に立つのだそうです。


なんて、明確な生きることの意義!


自分なんて、生きてても意味がない…
努力しても報われない…
なんて考える必要はないんです。


もし、できるだけ好きなことをして
人生を楽しんで、与えられた生を
生ききれたら、もう大いなる達成ですって。


そう考えることができたなら
毎日がずいぶん楽しくなるような気がします。