面倒な自分との折り合いのつけ方 ③
最初のころは、カウンセリングで話を聞いてもらえることがとても嬉しかった。
でも、回を重ねるうちに、なんだか馬鹿らしくなってきた。
うだうだ言っている自分が。
カウンセリングによって、自分を客観視できるようになってきたからかな。
あとは自分でどうにかしよう、というパワーが少しずつだがわいてきた。
状況を変えることが難しければ、自分のとらえ方を変えるしかない。
少しストレスがかかるとすぐ心が折れそうになる私だが、
そんなときには、「ストレスは人を成長させる」という考えを思い出す。
この本↓は、かなり力をくれた。
考えてみれば、クリニックに通ったことだって、大きな学びになったのだから、
苦しみ、悩むことは悪いことではないのだ。
大体、芸術家の多くはかなり精神にゆがみがあるし。
ゴッホも太宰も芥川も自殺。
精神が繊細なのは、必ずしも悪いことではない。
そう思って、少し癖のある本や絵に触れて、心の歪みをなだめる。
共感してくれる人は、ほんの少しいればいい。
ところで、カウンセリングの先生に言われた、夫婦関係へのアドバイス。
「結果が大事なの。あなたが満足する結果にするために、
ご主人にどう働きかけるかを工夫してみるといいですよ」
やや打算的なこのアドバイス、けっこう役に立ちますよ。
ゴッホ 夜のカフェテラス