一人が好き。でも寂しがりやの人生後半戦

楽しくて少し知的な生活を目指すアラフィフのブログです

真夏の土曜日、湘南、大磯へ 新しい時代のお寺のカタチ


母方の祖父母の家が湘南にあったため、
私はこの海沿いの地域に思い入れがあります


古い、大切な友人が平塚に住んでいて
愛犬の弔いを頼んだお寺がユニークでいい、
というので、大磯まで見学に行くことにしました


万が一のこともあるし
心の拠り所となるお寺さんがほしいと
前から思っていたのです


友人が大磯駅まで
車で迎えに来てくれました。

吉田茂などの別荘で有名な
大磯駅から徒歩なら10分ほど
漁港のそばの小さなお寺さんです

こちら東光院さんは、地域に根ざしたお寺を
目指していて、誰でも入れる
オープンスペースもあります


仏教系の本がたくさんあるほか
お茶なども自由に飲めて
勉強してもいいし、お坊さんに話を
聞いてもらってもいい


子どもからお年寄りまでが
一緒に調理して食事をとる会を
定期的に開いていたり


医療、介護の専門職の方と僧侶に
相談できる日、ちょっとお酒を飲みながら
語り合う日などもあるそうです


そして、すごいのは
納棺から葬儀、納骨まで僧侶がしてくださるため、
とてもリーズナブル


お墓もシンプルな作りで、
掃除、管理がしやすく、将来的に希望があれば
永代供養墓に無料で移してくれるのです


これなら子どもたちに負担をかける心配がない


新しいお寺のあり方だなと感じました


少しだけ気になるのは墓地がやや殺風景なことと
自宅から近くはない、ということです


でも、若いご住職の新しい考え方に
とても共感が持てたし
地域の居場所としてのお寺を創り上げる
行動力は文句なく素晴らしいと思えました


お寺を後にして、友人と別れ
色々と考えながら夫の入院先へ行くと


数日前にはメンタルをやられて
せん妄に陥っていた夫は
辛かったバルーンカテーテルを
抜いてもらったこともあり、
はっきりとした意識で穏やかに迎えてくれ、
ひとまずホっとしました


私の訪問をこれほど喜んでくれる、
それだけで幸せを感じました


今日はなんだかいい一日でした