キツイ、という思いに負けずに
山を登り続けると

身体の奥に隠れている、
普段は使われていない力が現れてくる

その力は命のパワーのようで

こんな私にも、　

生命の力強さが秘められているのを感じるし

その力は使うべきなのだと思うのです

そのパワーを感じっつ

無心で登るうち煩悩は消えさる

だってもう、登るのに必死だから
小さな悩みなんて、どうでもよくなる

目の前の道を進むことだけに
集中する

そうなると、心は軽くなる

そして自分の足で
頂上にたどり着いたときの
達成感と言ったら

もう、大げさだけど
生きてるって、楽しい！とすら思える

だって
好奇心をもってチャンレジすれば
世界はこんなにすばらしい景色を
見せてくれるんですから

自己満足以外の何ものでもないけれど
この感情を味わえることは、幸せ

調子に乗った私は
高尾ビジターセンターのお姉さんにも
御朱印を書いてくれた方にも
生ビールを運んでくれた店員さんにも

「私、景信山からずっと縦走してきたの！」
と自慢げに話してしまった

みんな優しい笑顔で受け入れてくれました(笑)

もしかしたら、大したことないよ、って
思っていたかもしれないけど

でも、いいの
わたし　にとっての大したことなんですから