ボーリング玉のような不安
包括支援センターの担当者から
「お母さまが自宅で転倒したらしい」
と連絡がありました。
母に電話してみると
自力で近くの整形外科に行き
問題ないと言われたと。
でも次の日、ものすごく痛いと言うので
様子を見に行きました。
鎮痛剤が効いてきたのか
私が着くころには
落ちついていたのですけれど
二人して不安になりました。
住み慣れた家の中で転ぶ、
これが年をとるということかと。
春からの同居がほぼ私のなかでは
かたまってきています。
だけど、私はフルの仕事を探して
たくさん働かなければなりません。
仕事が見つかるかどうかもわからないのに
母の介護が始まってしまったら
どうしたらいいのでしょう…
悩ましいことがらが次々と
ボーリングの玉のような質感で
私に向かってきます。
ルドン 「キュクロプス」
ポストカードより