コロナだから仕方ないけど
「否接触」ということが
もてはやされています。

私はもともと人とのべったりな関係が苦手で
一人で行動することが多いです。

だけど、人が嫌いなわけではありません。
むしろ適度な人との関わりは
生きていく上で必要だと
「一人が好き」だからこそ実感しています。

私の勤める金融機関でも
支店をどんどん減らしています。

そして「否接触」の手続き方法、
機械やネットを使った手続きを
コロナに後押しされて
急速に推進しています。

そう遠くないうちに
わずかに残った支店に
ごくわずかな人員が配置されていて
よっぽどのことでないと
窓口で手続きなどしない
社会になるでしょう。

主人はIT関係の仕事をしていますが
完全在宅勤務になりました。

仕事量は以前より増えて
尋常じゃない長時間
自室のパソコンに向かう日々が続きました。

この二か月ほどは本当に異常でした。

本人の健康への意識の低さもありますが
倒れるべくして倒れたような気もします。

人間らしい生活をするために
会社に相談しています。

ネットは必要です。
そこからの恩恵も計り知れないです。

でもすべての科学技術に言えることですが
人が人らしく生きることを
難しくするものであってはいけない。

支店に訪れる高齢の方、
機械に弱い方の悲し気な表情を見るたびに
「何かがおかしい」
と思うんです。

結局、スマホ教室みたいになって
本来の業務ができなくなり
店全体の待ち時間が増え
クレームが出る…。
おかしいでしょ⁉

そのうち、社会のインフラのシステムが
ダウンしてすべてが機能しなくなる日が
くるのでは…
と時々恐ろしくなるのは私だけでしょうか。

ピカソ　座る女